何が何でも一度受け止める
毎日同じ生活で何度も同じ事を言わなくてはならないストレスがありますが、その中で私が気をつけている事は、子どもが悪くても何があっても子どもの言う事を聞いて、一度気持ちに共感してあげることです。叩いたり、ものを投げたりすることは何か子どもなりに理由があって起こる事が多いです。それが大人に取ってはただのイタズラに見えたりすることがありますが、よーく聞くとしっかりと理由があります。
先日、食卓の椅子を移動してキッチンに立ちお水をコップにいれていました。自分が飲むお茶はもう用意しているので、私もついついお茶あるからお水勝手に出さないで!と強くいってしまいました。ところがどうしてお水出したの?自分の分あるでしょ?と聞くと、ママのお水がなかったから用意してあげたかったんだ。と。なんて優しい気持ちで何を言わなくても気付いて思いやる大切な気持ちでした。いきなりやめなさい!と行動を制限することは小さな優しさの目を取ってしまうことになります。一度冷静になり、どうしたの?なんで?と尋ねることの大切さを実感しました。
いきなり相手を叩いてしまう事があり、どうしたの?と聞くと自分のおもちゃを勝手につかったから、これは自分のものだから!と言いました。子どもの行動のバリエーションの中で自分のおもちゃを取られたから言葉で返して!と強くいう仮定は何度か繰り返して行わないとうまくできないし、いきなりおもちゃを取られたら、返してほしい!と思い、その気持ちのまま手が出てしまったんだと思います。大人でも悔しい、返して、なんで勝手に!と思うので、そのくやしいやるせない気持ちをどう相手に伝えたら良いか、きちんとお話できるようになるまでは気長に、端的な分かり易い言葉で伝え続ける必要があるなと思いました。
今、息子は4才になりいきなり叩いたりすることはなくなりました。言葉で伝える事の大切さが伝わってきたんだと思います。うまくはなせない子どもは暴力的になりやすい傾向があるので、気持ちを言葉にして共感してあげるところから始めるしかないんだなと思いました。